NEWSIESの幕が上がっているはずだった日
唐突にこの溢れ出す思いを記しておきたくて今書いているけど後で消すかもしれないですね。
まとまってないのと私的感情が入り乱れてます。
前のブログに書いた通り*1、そしてTwitterで散々言っている通り私がSixTONESを知る前、最初に出会ったのは「俳優 京本大我」でした。
今でも鮮明に思い出せるくらいの衝撃でした。舞台を好きになってからストレート、ミュージカル、気になる作品と俳優さんがいれば見に行っている私でしたが舞台って同じ公演で同じ内容ですけど照明、音響、あらゆるスタッフの呼吸と演者側の呼吸がぴったりと合う回みたいなのにたまに出くわすんですよね。
私の主観ではありますがレ・ミゼラブル2019の東京千秋楽、あのエポニーヌとマリウスはあの瞬間だけのものだと感じられましたしそれと同様の衝撃が7月25日の京本ルドルフと古川トートにも起きていたような気がします。
舞台は生き物という言葉がある通り全く同じになる回は舞台にはありません。日々演者たちのお芝居へのアプローチの努力と維持する体力と色んなものを研ぎ澄まして行われる、長くなればなるほど余計にです。その中で起こる変化みたいなのが私は好きで同じ公演に通うこともあります。まぁチケットが取れればの話なんですけどね!
今このコロナウイルスのせいで何十、いや小さい規模のものも含めたらきっと何百という舞台が我々の目の前に現れること無く「中止」という判断をせざるを得なくなっている中私の中でやはり「NEWSIES」という舞台は少し特別でした。
衝撃の出会いを果たしてから引きずり込まれるようにSixTONESにハマっていた私、無事にTrackONE IMPACTにも行けました。行けなかった人も沢山いるのがやるせないですがそこで初めて私は「アイドル 京本大我」を見ることが出来たんですよね。
日々アイドルとは何か、自担とは何か、という事を考えている私ですけど最近1つわかったことがあって
きょもさんのブログ読んたんですけどなんかなんとなくだけど私がきょもさんが自担なのか分かった気がした。多分私の中の理想のアイドル像というかアイドルに求めてる部分が限りなく一致してるんだなって思った。
— つばき (@Six_TONES_kyomo) 2020年1月18日
多分これなんだよな。って思ったんですよね。
アイドルの形って色々ある中で私の中に当てはまるアイドルが京本大我だったんだなって思ったんですよね。アイドル 京本大我を初めてこの目で見て、デビューする前のブログの文面を読んでやっと気づけました。
でも実はちょっと不安もあって、私が好きになったのは俳優 京本大我であってアイドル 京本大我ではなかったのかなとか思ってたんですけどそりゃ京本大我が好きになったんだからどっちも好きに決まってましたわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
というのはまたじわじわ考えていくとして、「特別」だったのはやっぱり俳優 京本大我に惚れ込んでしまったからなんだなって思ったんですよね。
これからデビューするにあたって舞台を、ミュージカルを続けていくのは難しいんじゃないかなって少し思っていたけどNEWSIES関連の雑誌を読んでいる時に
「アイドルの仕事が忙しいからこんなもんだよな、とは思われたくない」
「なにがなんでも両立させなくちゃいけない」
という言葉達を見ながら本当に“凄い人だな”って思ってました。自分が両立する事でミュージカルが好きだった、きっかけをくれたジャニーさんへの恩返しにもなると話していて、お世話になった小池先生の期待にも応えたい、その感謝の気持ちと自分との戦いの中での楽しみを胸に過酷であろう“両立”という道を選んだ大我さんは本当に凄い。そして舞台の出演本数が同世代の人と比べると少ないと大我さんが言った時私は、あぁこの人言葉だけじゃなくて同じ舞台に活躍している人達と同じラインに立つために凄まじい努力をアイドルという仕事もしながらやる気なんだろうなと思いました。
いや凄いんですよ本当に、ただでさえミュージカルは歌とダンス、お芝居、インタビューでも言っていた通りそれ全てをこなしてかつものにしなれけばならない過酷で、でもその分美しいエンターテインメントです。
そして「NEWSIES」という作品は他の誰かがブログにまとめていられたと思うのですが
というのが重なっていたということです。
これだけの重みがかかった「主演」のプレッシャーは想像するだけでぞっとします。
お腹を痛めながらそれに打ち勝とうとしていた様子はインタビューの文面から想像出来ます。そして、何より大我さん自身も稽古を続けていく中でインタビューの内容が少し変化しているようにも感じられました。これもTwitterで見たんですけどね、人の意見をね横流ししすぎなんだよね悪い癖ですよ。
表紙ラッシュだった時期のインタビューとananのインタビューは1段階乗り越えたかな?そんな気がしました。ジャックという役は皆をまとめるリーダーでそれに座長という肩書きが乗っかっているようなそんな感覚がふとカンパニーの方から聞く大我さんの話で感じてしまいました。
特に私が印象に残っているのは松岡広大君が言っていた「俺あの人座長じゃなかったらついていってないかもしれない」という言葉でした。
日本初演という事でブロードウェイの資料があるとはいえ0から作品を作る工程はやはり大規模になればなるほどとても大変だと思います。その中で相棒役の人からこの発言が出た時にやっぱり大我さんとんでもないんだろうなって本能的に感じました。松岡広大さんは以前から知っている俳優さんだったのですが簡単に言ってしまうと人生2回目とか3回目ですか?と感じるくらいの思慮深さや仕事に対しての熱い気持ちを持った素敵な俳優さんです。その俳優さんからこの言葉が出る衝撃が凄かったんですよね…
何が言いたいか全然分からなくなってきたけどあれですよねなんで特別だって思ったかですよね。
これからアイドルと俳優を両立させていく上でやっぱり俳優としての大我さんを見る機会って比率として少ないわけじゃないですか、いやもちろんどっちもめっちゃ好きなんですけど個人的にその貴重な機会を失われたということ、多分これから両立していく上でこのデビューした状態でNEWSIESを走りきることが出来たのなら今後の大我さん自身のある一種の「自信」になるのではないか、と思っていからということではないかなと私的に思います。あと何より少年たちが見れなかったので俳優 京本大我が純粋に恋しかったという事ですね。
何より大我さんがここまで大きいプレッシャーを背負った中で「日本初演の主演」を成功させる日がくるのならまた大我さんが1つ自分の中の何かが変わるというか進むのではないかなと思っていて私はそれが凄く見たかったんですよね。
うん、見たかった。という言葉は出していいものだろうかとNEWSIESが中止になった時に1番最初に思った事でした。1番やりたかったのはカンパニーの方々だしただの1観客が言うのもなんかダメな気がしていて中止の文字を見た時に覚悟をしていたけど上手く言葉に出せなくて凄い1人辛くなってて、でもその辛く思ってる自分にも無性に苛立つというかそんな権利なくない?って思ってる自分もいて、ごちゃごちゃしてた所あのImitation Rainの弾き語りが投稿されました。
京本大我「Imitation Rain」弾き語りhttps://t.co/nr3DAYc04l #ISLANDTV
— ISLAND TV更新情報 (@islandtv_up) 2020年4月9日
私はこれ見た時にずっと涙が止まらなかったです。何か許されたような気がして、何も言葉はないけど今この聞いている数分の大我さんの音楽に全部救われたような気がしました。
音楽を愛して音楽に救われて何よりも音楽を大切にしてる大我さんだからこそ今その音楽という表現をこちら側に向けてくれた事、こんなにも大我さん‘らしい’届け方過ぎて全然涙が止まらない
— つばき (@Six_TONES_kyomo) 2020年4月9日
大我さんにとって音楽は“救い”。雑誌の中で一貫してそう言ってきた大我さんの音楽で救われる。こんな幸せな事あっていいんだろうかって思いました。
そして友人が「あのプレッシャーの中、中止ということが発表されて直ぐに弾き語りという“行動”をした貴方の自担は強いひとだね」
と言ってくれた事にも胸が苦しくなりました。
そうなんですよね〜大我さんめちゃくちゃ強いんですよ、ここ最近ずっと感じてます。めちゃくちゃ強いのにめちゃくちゃ優しいんですよ。すとーんずのぶろぐが中止が発表されたすぐ後に順番が回ってきたりしてあまりにも酷では…とか思っていた私がちょっと馬鹿らしくなるくらい強かった。
何より稽古した事と作品を作り上げようとしてカンパニーで過ごした時間そのものを「財産」だと言った大我さんはやっぱり勝つ人だなって、それを綺麗事かもしれないって前置きする大我さんも、座長として何も出来なかったと言う大我さんも全て含めて財産なんだってあの時点で表現出来たのは強い人だよ
— つばき (@Six_TONES_kyomo) 2020年5月7日
Imitation Rainの弾き語りだってあのタイミングでこちら側に発信してくれたことは強くもありそして同時に凄い優しいことだなって思いました。私たちに向けて俺は大丈夫だよ、と言わんばかりに届けてくれたことが何よりの救いでした。でも本当は大丈夫じゃなかったのかもしれないしまだ整理がついてないのも当たり前なんですよほぼ1年間頭の片隅にずっとあったものが出来なくなる感覚なんて本人にしか分からない、けどそれでも行動して私たちに届けてくれたこと、本当に感謝しか無かった。
私はNEWSIESが京本大我主演でやる時と決まった時まだ京本大我を知りませんでした。だから最初から大我さんの挑戦を見守れていた訳ではありません。でも途中からでもその大きな挑戦の為に徐々にバストアップしていく姿だったり髪が伸びていく姿を見ていたからこそやはり特別だったのかもしれません。
そして何より私が大好きな大我さんが沢山の拍手を受けて0番に立って笑う姿を心の底から見たかったのはやっぱり変わらないです。見たかったよNEWSIES。今大我さんに救ってもらえるから言えます。見たかった。本当に見たかった。ジャックを演じてお芝居で、歌で、踊りで、日生劇場の1330人を魅了する大我さんが見たかった。なによりNEWSIESという作品が皆に愛される所を見たかった。
全く同じメンバーで今後再演するのは正直大人の事情やこの中止ラッシュで今後の二三年の予定が狂っていると仮定しても難しい事だと思います。カンパニーにはスタッフも含まれます。その全員が揃うことの難しさを俳優さん達は1番分かっていると思いながらそれでも松岡広大さんはじめ出演者の方々が口々に「また」「いつか」「絶対」という言葉を並べてくれていることに私は感銘を受けました。大我さんがその言葉を使わなかったのもそれも意味があることだと思います。使う事によって生じる色々な事もあるから一概には表現出来ないこともあるでしょうと思っています。そして何より大我さん自身が1番その言葉の重みを知っているからだろうとも思っています。
でも、今日大我さんがブログを更新してくれた際に使ってくれた「Forever」という言葉。そして添えられたハンチングを被る目元が見えない大我さんの写真、そこに全部が詰まっているのかもしれないと私は思いました。
「NEWSIESは永遠に」
その言葉を信じたいと思います。そして声高らかに叫びたい。
待ってます!NEWSIESの幕が上がること、その真ん中に大我さんがいること、NEWSIES日本公演が沢山の人に愛されること、それを願って待ってます!その日まで!!!!ずっと!!!!!
Forever!!!!!!NEWSIES!!!
*1: